設立趣意

情報技術は日々進歩し続けています。会社等の組織において、その恩恵は、新規顧客の開拓や生産性の向上のみならず、職場の”quality of working life”を高めることにまで及びます。この思いは、私が数年前から携わっている大学での障害学生支援のための「コーディネート・システム」の開発において、システムを実用していただいているスタッフの皆様の声を聞くことで、さらに強固なものとなりました。

情報インフラは安価で利用できるようになった一方で、従来のビジネス方式ではシステム開発の外注や既製システムのカスタマイズ・導入には多額の費用が掛かることが多く、資金力の乏しい小規模な会社・組織が情報技術を活用して“quality of working life”を改善することが困難であることも事実です。どのようにすれば、このハードルをクリアして、小さな組織にも情報技術の恩恵を行き渡らせることができるかを考えたときに、その方法の1つは、近年発展してきているインターネットを通じた資金集め(クラウド・ファンディング)であり、それを大いに活用した新しいビジネス・スキームを考案すべきと考えています。

また、近年では、モノづくりも個人レベルで容易に行えるようになってきました。自分達が欲しいと思うモノ、人の役に立つモノを作り出すことができる環境が整いつつあります。このような製品の製作についても、Kickstarterなどに代表されるクラウド・ファンディングが利用される事例が多くなってきました。

このような時代の流れの中で、社会全体の有機的な繋がりを、従来よりもう少し重視した創作活動によって、これまで手が届いていなかった小さな組織や個人に対し、喜ばれるモノやサービスを提供する企業活動を継続的に行うことができるのではないか、という想いが強く、三咲デザイン合同会社を設立するに至りました。私たちは、人生の大半の時間を仕事に費やします。だからこそ、単なる利益追求だけではなく、社会的に大いに意義があると胸を張って言えることに取り組みたいと思っています。私たちのミッションは、お客様と私たちと、そして社会が喜ぶ新しいビジネスを模索し、新しい価値を創造していくことです。

三咲デザインの社名には、 そのような思いを込めました。また、「三咲」は「未先」でもあります。変化の激しい現在において、未だ見ぬ先のことである未来に対して漠然とした不安を持ってしまいがちですが、私たちは未来が来るのをただ待つのではなく、積極的に作っていく、デザインしていくのだという強い意思を持ちたいと思っています。

代表社員 田島 淳